チョットした知識


むかし昔、埼玉県にも海がありました。

投稿日時:2015/09/06 08:31


紀元前2000年を過ぎて縄文時代も終わり頃から、埼玉県から栃木県まで入り込んでいた「奥東京湾」が干上がり始めました。 これは「縄文海退」と、呼ばれています。 海水面が低くなりだしたのです。 かつて氷河時代には、 海水量の多くが氷となって大陸に積り、海面が数百メートルも下がって、日本列島が大陸と陸続きになった時代もありました。 しかし、縄文海退で起こった海水面の低下は、もう氷河時代ではありませんので、別の原因です。 その原因はなんと! 太平洋・大西洋などの海洋底が沈んだためだそうです。 なぜ沈んだかというと、 海洋の水量が重くなったからです。 最後の氷河時代の氷が解けて海の水が増えたとき、まず海水面が上がり 縄文海進 が起こり、奥東京湾が誕生しました。 ところが増えた海水は、その重みで海洋底を徐々に押し下げ、押されたマントルが移動して、大陸を反対に押し上げたのです。 この動きは氷河が解けてしまってから、時間差をもって後から発生しています。 地球はまるでゴムまりのように柔らかいことが解ります。 地球規模で起こったこの現象の結果、いったん生まれた奥東京湾は、陸地との相対的な海面の低下で消滅し、埼玉は海のない県、となりました。


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